今回紹介するのは、パワーグリップPRO(ゴールドジム製)です。
パワーグリップと言えば、「背中のトレーニング全般に使用できる握力補助アイテム」としてお馴染みですね。
パワーグリップPROは「パワーグリップならこれを選んでおけば間違いない」と断言できるぐらいめっちゃオススメのパワーグリップなので、詳しく紹介していきます。
目次
パワーグリップPROは少々値は張るが、自信を持ってオススメできるパワーグリップ

「パワーグリップPRO」は、ゴールドジムが販売しているパワーグリップです。
価格は7,380円~とパワーグリップとしては一番高価な部類に入りますが、耐久性・ホールド力・使用感どれを取ってもこれを超える製品はないと思います。
もう二年ほど使っていますが全く劣化もしていませんし、使用感も抜群で、自信を持ってオススメできるパワーグリップです。
パワーグリップは背中のトレーニング全般に使用できる握力補助アイテム

パワーグリップについて簡単に説明しておきましょう。
パワーグリップは、「背中のトレーニング全般に使用できる握力補助アイテム」です。
背中の種目って、対象筋である背中の筋肉より先に握力が持たなくなってセットを終了することになる場合が多いですよね。
パワーグリップを使用して握力を補助してやると、背中の筋肉を限界まで追い込むことができるようになります。
デッドリフトを始めとして、チンニング、ベントロー、ダンベルロウなどあらゆるグリップ力を要する種目に有効です。
ラットプルダウンやチンニングなどの広背筋狙いの種目では、手の小指側で引っ掛けてるように握ることが上手く効かせるためのポイントになります。
パワーグリップを使用すると「指先に引っ掛ける感覚」を意識しやすくなり、広背筋に効かせやすくなることもメリットです。
個人的にはボディメイクやる人には必須のアイテムだと思っています。
デッドリフトでの使用にはメリット・デメリット両面ある
僕自身はパワーリフターということもあり、BIG3の頻度が他の種目よりめちゃくちゃ多いので、パワーグリップは主にデッドリフトで使用しています。
パワーグリップのような握力補助アイテムをデッドリフトで使用することにはメリット・デメリット両面ありますが、それらをしっかり理解した上で使えば非常に効果的なアイテムだと思います。
詳しくはコチラの記事で解説しているので、参考にして下さい。

パワーグリップの使い方は、1周巻きつけて握るだけ
使い方としては、手首に装着して、ベロの部分をバーに1周巻き付けて握るだけです。



これでもうグリップが外れることはありません。
滑りにくい素材で出来ているので、これだけでしっかりホールドできます。
リストラップにホールド力では劣る半面、「使い易い」のがパワーグリップのメリット
パワーグリップと並ぶ一般的な握力補助アイテムとして「リストストラップ」があります。

こちらは細長い紐を何重かに巻き付けてバーを固定します。
リストストラップはパワーグリップよりも強いホールド力がありますが、巻くのに結構時間が掛かるのと、巻き方に少しコツがいるので使いこなすのが結構難しいです。
デッドリフトで絶対にグリップアウトしたくないときには有効ですが、チンニングやベントロウなどの補助種目では巻く手間が掛かる分使いにくいです。
「使い易さ」という面ではパワーグリップに軍配が上がります。
エイトストラップよりも僕は使い易いです
似たような製品として、最近登場した「エイトストラップ」という握力補助アイテムもあります。

これは8の字の輪っかに手を通すタイプで、セッティングが簡単なのとほぼ100%外れないのがメリットです。
ただ、エイトストラップはデッドリフトの際に少々やり難い点もあって、
- しっかり手で握れない
- 手首が掌屈側に巻き込まれる
- 重くなると手首が痛い
といったデメリットを感じています。(個人的な体感です)
僕としてはパワーグリップが一番使い易いし汎用性も高いと感じているので、握力補助には主にパワーグリップを使用しています。
パワーグリップPROの詳細レビュー
ここからは、パワーグリップPROについて詳細にレビューしていきたいと思います。
【使用感】手首部分は全周に渡りクッション材で保護されているから全く痛くない
使用感は抜群に良いです。
一番感じるのは、手首が痛くないということです。
手首の部分に全周に渡ってクッション材が配置されているので、手首の皮膚が保護されて全然痛みません。

リストストラップやエイトストラップは直接生地が皮膚にあたるので、手首の部分の皮膚が痛いときが結構ありましたが、パワーグリップPROにはそれがありませんでした。
【ホールド力】デッドリフトで250kgまで持ちましたが、グリップアウトしませんでした
気になるホールド力ですが、普通のトレーニングに使用する分には十分過ぎるぐらいあると思います。
僕はデッドリフトで250kgまでパワーグリップを使って持ちましたが、グリップアウトしませんでした。
握力は50kgもないぐらいでこれなので、普通にトレーニングしてて外れるということはまずないと思います。
たまに汗をかいた時に滑る感じがしますが、そういうときは汗をしっかり拭いて液体チョークを付けたら一発で止まります。
【耐久性】もう2年以上デッドリフトメインで使っていますが一切劣化していません
耐久性は抜群です。
購入してから2年以上結構な頻度でデッドリフトで使っていますが、一切劣化する気配はありません。

マジックテープもベロの部分も今のところ全くの正常です。
僕は汗をかく環境で使用していないからか、臭いも特に発生してません。
【サイズ感】サイズに関してはもうワンサイズ小さい方が良かったかも・・・
僕は手首周16cm強で、Mサイズを購入しました。
結果、ちょっとベルクロの部分が緩く感じるので、恐らくSサイズの方がジャストフィットでした。

Amazonの販売ページに載っていたサイジングの目安(下表)を参考にして選びましたが、この数字には±0.5cmぐらいの幅があると考えておいて問題ないと思います。
手首周りのサイズ(Amazonの販売ページ参照)
- S(約16cm)
- M(約18cm)
- L(約21cm)
とりあえず手首周16~17cm位の人はSサイズを選びましょう。(Amazonのレビューで別の方もそう勧められていました。)
【使い方のコツ】バーベルに巻き付ける前にベロを手の中で握っておくべし
ちょっとした使い方のコツなのですが、バーベルに巻き付ける前にベロの部分を手の中で握っておきましょう。

これはベロの部分に丸まり癖をつけるためです。
これをやっておかないと、バーベルに巻き付けるときにベロの先に指が届かなくて片手で上手く巻くことができません。
ちなみにVersa GrippsはパワーグリップPROと実質同じ製品なので、どちらか気にいった方を選べばOK
ちなみにVersa Grippsというパワーグリップが販売されていますが、これはパワーグロップPROと実質同じ製品です。
パワーグロップPROはゴールドジムのロゴを付けて販売されているだけで、元の製品はVersa Grippsなんですよね。
Versa Grippsの方がカラーが豊富ですので、カラーバリエーションやロゴが気に入った方はそちらを選べば良いと思います。
ただし、USAサイズなのでサイジングが一つずつズレていることに注意して下さい。(例:ゴールドジムのMサイズがVersa GrippsのSサイズ)
まとめ:パワーグリップならこれを選んでおけば間違いありません!オススメです
というわけで、ゴールドジム パワーグリップPROのレビューでした。
「パワーグリップならこれを選んでおけば間違いない」と断言できるクオリティです。
価格は7,380円~と少々値は張りますが、耐久性や使い易さを考えるとパワーグリップPRO(もしくはVersa Gripps)一択かなと思います。
ボディメイク目的の方にオススメなのはもちろんのこと、僕自身はデッドリフトメインで使用していますがリストストラップやエイトストラップより使い易いと思いますし、パワーリフターにもオススメです。
