少々記事にするのが遅れてしまいましたが、9月2日(土)に大阪のK’s GYMにて開催された「更に進化した!!究極のベンチプレスセミナー」に参加してきたので、ネタバレにならない範囲でセミナーの内容をレポートしたいと思います。
ただ、どこまでがネタバレになるかという判断は僕には難しいので、ここではノーリミッツ所属のハリーさん(toru kazahari)がアップロードされた動画の内容を基準にすることにします。
目次
超豪華!世界チャンピオン二人のコラボセミナー
今回参加した「更に進化した!!究極のベンチプレスセミナー」はパワーリフティング界のレジェンド・三土手大介氏と、ベンチプレス界のレジェンド・児玉大紀氏のコラボセミナーです。
あまりにも豪華すぎるレジェンド二人のコラボレーション・・・
このセミナーは去年が第一回開催だったらしく、今年で二回目だそうです。
参加費用は税別15,000円。(※参加者全員にTシャツプレゼント付き)
決して安くはない価格でしたが、このお二人なら価格以上の価値を提供してくれるに違いないと信じて参加を決意しました。
当日の流れ
当日の流れはこんな感じでした。
1. 受付&Tシャツ配布
会場に到着して、氏名を告げたら受付は完了。
その際、セミナー参加者全員に配られるTシャツをいただきました。

A7っぽい背中に滑り止めのついたTシャツで、めちゃくちゃバシっと止まります。イイ感じ。
2. 三土手氏による4スタンスタイプチェック
その後はすぐに三土手氏による4スタンスのタイプチェックが始まりました。
4スタンス理論っていうのは大雑把に言うと、「人の身体の使い方のタイプは重心位置によって4パターンに分けることが出来る」という理論です。

もう少し詳しく知りたい方は、フィジークオンラインに掲載された三土手氏のコチラの記事をどうぞ。
というわけでタイプチェックが始まったわけですが、まず仰向けに寝るように指示され、三土手氏がなにやら僕の両足を持って動かし始める・・・
三土手氏「B2タイプですね。」
早www
自分でネットに上がってるタイプチェックの方法とか試してもよくわからなかったのに、一瞬で判定されてしまいました。
しかも自己判定はA2タイプだったのに、実際にはB2タイプという事実・・・
自己判定完全に間違えてました(笑)
三土手氏「自分で判定すると間違われる方が多いんですよ。1と2はたいてい自分で判定できるんですけど、AとBは皆さん結構間違われますね。」
なるほど・・・危なかった。
タイプチェックが終了してから時間が結構あったので、開始時間までB2の意識についてスマホで調べたりしながら待機していました。
3. いよいよセミナー開始!前半は児玉さんが実技を交えてベンチプレス理論を解説
開始時刻になり、いよいよセミナーが始まりました。
セミナー前半は、児玉氏が実技を交えつつ自身の持つベンチプレス理論を解説していき、適宜三土手氏が補足説明をする、といった流れでした。
その模様の一部はハリーさん(toru kazahari)のコチラの動画でご覧いただけます。
ポイントは何点かあったのですが、僕が特に感銘を受けたのは「ボトムでストレッチが極力かからないポジションを見つける」という話です。
上の動画でいうと一番始めの部分です。この話を聞いてるとき、僕の中で衝撃が走りました。
これまでの僕のベンチプレスのフォームは大胸筋にかなり強いストレッチがかかっていて、高重量を扱ったときに軽い肉離れを起こしたこともありましたし、スクワットでも大腿四頭筋に過度なストレッチを感じたまま動作を続けた結果、肉離れしてしまったことがあります。
全て柔軟性不足が原因だと思っていたのですが、児玉氏の話を聞いて、そもそもボトムでのポジション取りが間違っていたという可能性が見えてきました。
これまでは、むしろストレッチがかかってるぐらいの方が力が入ってる感覚があっていいんじゃないかと思っていたのですが、大きく考え方が変わりました。
怪我せず継続的に記録を伸ばし続けるためには、身体に負担のかからないフォームを見つけることが大事なんですね。
これってベンチプレスだけじゃなくて、全てのトレーニングに通じる話だと思います。
他にも目から鱗の話ばかりで、セミナーに参加して良かったと心から思いました。
4. 後半は参加者全員のフォームチェック
セミナー後半は、参加者全員のフォームチェック!
参加者全員がベンチプレスを実際に行い、お二人にアドバイスを貰いました。
フォームチェック開始前に三土手氏からこんなお達しが。
三土手氏「いつものフォームで3レップほど行ってください。よそ行きのフォームはダメですよ(笑)」
そうですよね(笑)
B2タイプのブリッジの組み方とか色々調べたんですが、全部無視していつも通りのやり方で行いました。
そして僕に与えられたアドバイスはというと・・・
児玉氏「グリップだよね。」
三土手氏「そうですね。」
児玉氏「あのね、グリップが間違ってます。バーが正しい位置に乗ってないんですよ。まずはそこからです。」
三土手氏「まずはバーを握りこまないで、手のひらの正しい位置にバーを乗せる練習をするといいですよ。」
ええ?!それだけ?
もっとこう肩甲骨の動きとかブリッジの組み方とか色々あるのでは・・・
そのときは正直アドバイスにちょっと物足りなさを感じていたのですが、家に帰ってグリップの練習を始めてみたら「ああ、そういうことか・・・」と凄く納得がいきました。
グリップが間違ってたら、結局肘・肩に始まり身体全体の使い方が全部変わってきてしまうんですね。
改めてベンチプレスの奥の深さを感じました。
今もグリップについては修正中ですが、だいぶマシになったんじゃないかと思います。
以前はリストラップ無しだと60kg(調子によっては40kg)でも手首が痛かったのですが、今は100kgで動作しても痛みがほとんど出なくなりました。
また、動作中の腕や胸の無駄な力みも減って、だいぶスムーズに動作できるようになったと感じます。
グリップ一つでここまで変わってしまうということに衝撃を受けましたが、これでまた一歩トレーニーとして成長できたと思います。
やはりレジェンドの観察眼はすごい・・・
5. セミナー終了後は記念撮影タイム(笑)
これは本来のプログラムではありませんが、セミナーが終わると皆さんレジェンドお二人と写真撮影をされていました。
もちろん僕も(笑)

記事の始めにも上げましたが、凄くいい写真なのでもう一度(笑)
快く撮影を受けてくださりありがとうございました!
セミナーに参加してみた感想:参加して本当に良かった
結論から言うと、参加して本当に良かったです。
まだフォーム修正中なので、「記録が何kg上がった!」とかは言えませんが、確実にセミナー受講前よりフォームが良くなっている実感があります。
以前よりスムーズに力がバーに伝わるし、何より怪我をしないで重量を伸ばしていけそうです。
すでに手首の痛みも減りましたしね。
あとはやはり、世界チャンピオンにまで上り詰めたお二人の物の考え方とか、そういう技術論以外の部分を聞けたのも良かったです。
トップ選手ってこういう感覚でやってるんだなぁと実際に肌で感じることができました。
こればっかりは直接セミナーに参加したり、パーソナルトレーニングを受けないと聞けない部分なので、個人的には凄く価値を感じました。
なんでもそうですが、迷ったらとりあえず飛び込んでみるのって大事ですね。
セミナー終わりに本を3冊購入しました

セミナー終わりに、
- 究極のベンチプレス理論
- 4スタンスウエイトトレーニング ~B2タイプの取扱説明書~
- 4スタンスウエイトトレーニング ~補助種目編~
の3冊を購入して帰りました。
どれも良かったですが、特にB2タイプの取扱説明書はエグいぐらい役に立ってます。
B2タイプの身体の使い方を意識すると、どの種目もめちゃくちゃ力がうまく伝わるんですよね。
セミナーとこの本を参考にして、ベンチプレスはもちろん、スクワットやデッドリフトもフォームを大幅に改善することができました。
このあたりの投資は惜しまなくて大正解でした。
まとめ
セミナーというもの自体受講するのが初めてだったのですが、今回の「更に進化した!!究極のベンチプレスセミナー」は、非常に満足のいくものでした。
15,000円という参加費は少々高いと感じられる方もいるかも知れませんが、価格以上の価値があったと僕は思います。
講師のお二方、本当にありがとうございました。
これからもこういったセミナーには積極的に参加していくつもりなので、参加した際はまたレポートします!
それでは今回はこの辺で!