2月10日、11日に沖縄で開催された第22回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会に出場してきました!
大会に参加された方、審判員や補助員の方、その他関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。
大会の2日間は、ずっと続いてほしいぐらい最高な時間でした。
一昨日から仕事が始まり、完全に現実に引き戻されてしまいましたが、パワーに対するモチベーションは上がりっぱなしです!(もはや振り切れてしまっている)
大きな目標もできましたし、これからさらに気合いれて頑張っていきたいと思います。
目次
結果報告
さて、まずは結果報告から!
良くも悪くも練習の成果がそのまま出た試合となりました。
一般74kg級
SQ 170⭕-180⭕-190⭕
BP 115⭕-122.5⭕-127.5⭕
DL 210✖-220⭕-232.5✖
Total 537.5
はい、そうです。
目標としていたトータル550kgには残念ながら届きませんでした。
もちろん悔しいですが、別に悲観的にはなっていません。
どちらかというと普段通りの力をしっかり出し切れたことの安堵感の方が大きいです。
今回は順位争いをしていたわけでもありませんし、ポテンシャル的には550kgが挙がってもおかしくなかったと感じられるだけで、今の時点では満足です。(前回もこんなこと言ってた気がする(笑))
各試技の振り返り
簡単に各試技の振り返りをしていきたいと思います!
スクワットは直前にスタンスを変更するも、何とか三本取り!

最近スクワットが迷走中で、試合でのスタンスを広めにするか狭めにするかでずっと悩んでいましたが、試合当日のアップ中に股関節に軽い痛みを感じたこともあり、結局股関節への負担が少ない狭めのスタンスを選びました。
試合前の最終練習ではそのスタンスで第二試技重量の180kgまでは一応成功していたので、第三試技だけが少し不安・・・といった状態でした。
そして第一試技の170kg。
これは難なく成功。
しゃがみも十分でした。
しかしこの時点で股関節がかなり痛かったので、第二試技の180kgでは更にスタンスを狭くして臨みました。
結果はフルボトムまでしゃがんで余裕の成功!
第三試技は練習ベストタイの190kgで申請。
粘りまくって何とか成功!
しゃがみをちょっと浅くしようと思ったら、第一、第二試技とはフォームが変わってしまってうまく力が出なくなってしまいました。
完全な練習不足ですね・・・
まあ何だかんだでスクワットは三本取りなので上出来です!
去年の赤穂パワーで第一試技を落としてしまったときはすごく焦ったので、今回は無事成功させることが出来て良かったです。
あと今回思ったんですが、しゃがみの判定基準って実は結構浅いんですね。
普段の練習はちょっと深くしゃがみすぎていたようです。
まあスタンス狭い場合は深くしゃがんだ方がボトムの反発が使えてやり易いので割とどうでも良いのですが、ワイドの場合はしゃがみの深さ次第でかなり記録が変わってくるので、その辺りが掴めて良かったです。
ベンチはあと2.5kgいけたか・・・?

ベンチプレスは最近大幅に調子を落としていたんですが、試合当日はかなり調子が良く、こちらも見事三本取り(115-122.5-127.5)することができました。
第三試技の127.5kgは練習ベストタイです。
予想していたより止めの時間がかなり短かったのと、背中の炭マグの滑り止め効果で普段よりかなり軽く感じました。
127.5kgの上がりを見るに、もしかしたら130kgを申請していれば自己ベスト更新も出来たかもしれませんね。
完全なタラレバですが(笑)
最終練習で掴んだ下ろしの意識がかなりいい感じなので、これで練習していけば135kgぐらいまではすんなり伸びるかな?と思ってます。
デッドリフトは練習不足が露呈

デッドリフトは完全に練習不足が露呈した形となりました。
第一試技の210kgは、引ききった後に肩が前に戻ってしまい失敗。
めっちゃ軽かったんですけどね・・・
肩の返しが足りないことを恐れてフィニッシュで思いっきり肩を返したらバランスを崩してしまいました。
正直練習のときからフィニッシュの形が定まっていなかったので、試合でこうなることは必然だったように思えます。
上がり自体は余裕だったので、第二試技は10kgアップで220kgを申請。
元々の予定では225kgを申請するつもりでしたが、三振だけは避けたかったのでほぼ確実に引ける220kgを選択しました。
緊張の第二試技220kg・・・
結果は白三本で成功。
フィニッシュの形を上手く修正できました。
僕の今のフォームだと、無理して肩を返さず直立したところで止めるような意識でも反則は取られないようです。
そして迎えた第三試技。
僕自身は少し弱気になっていて、とりあえず直感でギリギリ上がりそうだと感じた230kgを申請していました。
しかし、それだともし成功しても547.5kg。
目標としていた550kgには届きません。
「こんな弱気な重量選択をしてしまっていいんだろうか。でも、たった2.5kgの差で232.5kgは何故か上がる気がしない・・・どうしよう。」
正直かなり迷っていました。
そんなとき、セコンドに付いてくれていたサトウキビ君から、
「カイさん!232.5kg引けばトータル550kgです!やりましょう!」
との熱い言葉が・・・
「よし!232.5kgでいきましょう!変更お願いします!」
弱気になっていた自分に喝を入れてくれたサトウキビ君に感謝。(多分本人はこの葛藤を知らないw)
さて、こうして決まった申請重量232.5kg。(自己ベスト+7.5kg)
引けば目標達成だが・・・
膝までは何とか引けましたが、残念ながら引ききることはできませんでした。
惜しいようにも見えますが、普段より腰が引けて前傾の深いフォームになっているので、このフォームではセカンドプルで詰まるのは当然でした。
結局トータルは537.5kgでフィニッシュ。
目標達成はならずでしたが、最後に強気で232.5kgに挑戦して、無理やりとは言えあそこまで浮かせることはできたので悔いはないです。
もし第三試技で230kgを選択していたら、仮に成功したとしても後悔が残っていたと思います。
チャレンジして良かった!ありがとうサトウキビ君。

二日目は観戦を楽しみました
自分の出番は一日目に終わったので、二日目は知り合いの選手のアップの手伝いなどをしつつ、ガッツリ試合を観戦してました。
何だかんだ純粋な観戦をするのは初めてでした。

二日目はどの階級も接戦で、デッドリフトの第三試技までもつれ込む勝負ばかりでめちゃくちゃ見ごたえがありました。
特に93kg級の落合選手、宇佐美選手、120kg級の阪田選手のデッドリフトは強烈なインパクトがありました。
どの試技も気付いたら叫んでいて、上げきった瞬間はこっちまで嬉しくなってしまいました。
気付いたら夢中で叫んでいるなんてこと、この年になるとなかなかないんですけどね。
デッドリフターめちゃくちゃ格好良かったです。
あんな試技を見せられたらたまりませんよ本当。
自分もデッドリフトが強くなりたいと本気で思いました。
二日目はほぼ丸一日立ちっぱなしでさすがに疲れましたが、めちゃくちゃ面白かったです。
大会後の打ち上げは大盛り上がり!!
大会の後は、沖縄の有名リフター二頭さん主催の打ち上げに参加してきました。

僕は競技歴が浅いので詳しくはないのですが、おそらくこんなに大規模な打ち上げが行われるのは今回が初めてのことだと思います。
もうこの一言に尽きますが、めちゃくちゃ楽しかったです!
世界で戦う比嘉選手や、憧れの阪田選手、その他にも沢山のリフターの方々と色々お話しできて、本当に夢のような時間でした。
特に比嘉選手のあんな話聞ける機会なんて早々ないはず・・・!!
主催者の二頭さんを始め、参加された皆さんありがとうございました!
これからは是非とも毎年やっていきたいですね!
応援して下さった皆さんありがとうございました!
大会前に応援のメッセージをくれた方、そして密かに応援してくれていた皆さん、本当にありがとうございました。
今回目標こそ達成できませんでしたが、ここまで順調に記録自体は伸ばしてこれており、このままドンドン伸ばして来年は66kg級で本気で順位を狙いに行きたいと思っています。
来週から本格的にリスタートの予定で、遂にフィジークに向けた減量も始めます。
またブログやTwitterで練習や減量の模様などあげていきますね。
それではまた!
