こんにちは、カイです。
僕は一年半前に現在の家を借りて本格的なホームジムを作ったんですが、バーベルに関しては「BULLのシャフト+ラバープレートのセット」を選びました。
パワーリフティングという競技のために作ったホームジムなので、バーベルもパワーリフティングの試合で実際に使われているものを選びたいということで決めたんですが、結果的にこれは大正解でした。
パワーリフターだけでなく、「ホームジムを作りたいけど、どのバーベルを揃えたら良いのか分からない」という一般のトレーニーの方にもおすすめ出来ると思ったので、その理由を説明していきたいと思います。
目次
僕が購入したのは「BULL Φ50mmラバープレートセット 175kgセット」です

僕が購入したのは「BULL Φ50mmラバープレートセット 175kgセット」です。
この商品は、
- オリンピック シャフト(BL-OPS)
- 20kg・10kg × 各2枚
- 15kg・5kg・2.5kg・1.25kg×各4枚
- クリップカラー
がセットになった商品です。
つまり「シャフト20kg+プレート155kg=合計175kg」のセットですね。
ちなみに現在は20kgプレート4枚と10kgプレート2枚を買い足して、計255kg分のプレートが家にあります。
ホームジム用のバーベルにBULLのラバープレートセットがおすすめな3つの理由
それでは、ホームジム用のバーベルにBULLのラバープレートセットがおすすめな3つの理由について説明していきます。。
理由① シャフトはIPF公認規格で、強度・ローレットともに品質が申し分ない

BULLのシャフト(BL-OPS)はIPF(国際パワーリフティング連盟)公認品、つまりパワーリフティングの国際大会でも使用される本格使用です。
僕の出場した2018年、2019年のジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会でもこのシャフトが使われていました。
したがって、パワーリフターやこれからパワーリフティングを始めたいという方にはもちろんオススメです。
また、BULLのシャフトはシャフト径29mmで耐荷重500kgと非常に強度が高い上、グリップ部分のローレットは滑り止めがしっかり効いていて非常に使い易いのもメリットです。
自宅でBIG3等で高重量トレーニングを行う方には、BULLのオリンピックシャフトのようなパワーリフティング用のシャフトがオススメです。
理由② プレートが「ラバー素材×穴あき型」なので、プレートの持ち運びがしやすい

プレートの素材には、大きくわけて「ラバー(ゴム)」と「スチール(鉄)」があります。
ラバー | スチール | |
メリット | 騒音が発生しにくい | 重量誤差が小さいものが多い |
デメリット | 重量誤差が大きい | 騒音が発生しやすい |
個人的には、パワーリフティングの選手であっても、ホームジムに導入するプレートは「ラバー素材×穴あき型」のものが最適だと思っています。
それは究極に「持ち易いから」です。
ホームジムでは基本的にプレートの付け外しは一人で行うことになるので、持ち運びやすさというのは非常に重要です。(個人的には重量誤差よりもこちらの方が遥かに重要だと思います)
シャフトの両サイドのプレートの付け外しを、毎回のトレーニングで何回、何十回と行うことを改めてイメージしてもらえば、その重要さが理解してもらえるかと思います。
実際に使ったことがある方は分かると思いますが、プレートに穴があいているだけでめちゃくちゃ持ち運びやすくなります。
一方で、パワーリフティング競技用のスチールプレートは床から持ち上げるときが非常に大変で、地面との間に隙間がないためプレートを持ち上げるのに指や前腕の力をかなり消耗することになります。
というわけで、BULLのラバープレートは「ラバー素材×穴あき型」なので理想形であり、ホームジム用としてはベストなプレートだと僕は考えています。
理由③ 他社の製品と比べて圧倒的に安い!セットだとさらにお得
この後詳しく解説しますが、同クラスの良質なバーベルセットで比較すると、他社の製品と比べてBULLは相当安いです。
また、BULLのラバープレートセットには、135kgセットと175kgセットがありますが、セットで購入した場合どちらも単品で買うより12,636円安くなります。
元々BULLのシャフトとプレートを検討していた方は、ラバープレートセットを選ぶのがお得です。
価格だけで見るとGYMWAYで揃える方が安いが・・・
参考までに、他製品で175kgのセットを購入した場合との価格の違いを表で比較してみました。(※1, 2)
GYMWAYは聞きなれないメーカーかも知れませんが、有名メーカーの製品やIPF公認品も製造している台湾の老舗バーベルメーカーです。(実はBULLのシャフトも・・・ゴニョゴニョ)
それぞれシャフトはBULLに近い品質のパワーリフティングバー、プレートはラバープレート(バンパープレート含む)を選んでいます。
シャフト | プレート | シャフト+プレート | |
BULL | BL-OPS 75,600円 |
133,920円 | 196,884円 |
GYMWAY | パワーリフティングバー 33,500円 |
144,600円 | 178,100円 |
ROGUE | オハイオパワーバー 64,120円 |
221,750円 | 285,870円 |
IVANKO | OBX-20![]() 135,000円 |
215,136円 | 350,136円 |
※1 GYMWAYとROGUEは1.25kgプレートが販売されていないため、2.5kgプレート×2枚で計算しています。
※2 BULLとIVANKOのみ穴あき形状のラバープレートで、GYMWAYとROGUEはウェイトリフティング用のバンパープレート(穴があいていない)で値段を計算しています。
プレート単体で比べると、BULLのラバープレートで揃えるのが一番安いという結果になりました。
一方で、シャフトに関しては同品質ながらGYMWAYのパワーリフティングバーの方が4万円以上安いため、「シャフト+プレート」のセット価格で見るとGYMWAYの方が2万円近く安いという結果になりました。
ただ、GYMWAYのプレートに関しては、
- バンパープレートなので穴があいていないためやや不便
- 1.25kgプレートが販売されていない
といった点があることを踏まえると、個人的にはBULLのバーベルセットを購入した方が楽で良いかなと思います。
IPF公認に拘らないのであれば、GYMWAYのパワーリフティングバーとBULLのラバープレートを個別で買うのが一番お得
もし一般のトレーニーの方などでIPF公認に拘らないのであれば、GYMWAYのパワーリフティングバーとBULLのラバープレートを個別で買うのが一番お得です。
BULLのシャフトとプレートをセットで購入することによる割引(12,636円)よりも、GYMWAYのシャフトとの価格差(42,100円)の方が大きいためです。
この組み合わせだと、BULLの175kgプレートセットを購入するよりも合計で29,464円安くなります。(GYMWAYシャフトの送料を考慮しない場合)
高品質なシャフトと使いやすいプレートを安く揃えられるおすすめの方法です。
価格帯1~2万円代の安すぎるオリンピックシャフトは避けた方が無難です
ちなみに安すぎる商品は避けた方が無難です。
IROTECやワイルドフィット等のメーカーから、1~2万円代の安価なシャフトが販売されていますが、これらの商品には、
- シャフト径が28mmで、パワーリフティングの試合で一般に使用されるもの(29mm)より細い
- 耐荷重が低く、高重量になると大きなしなりや恒久的な曲がりが発生しやすい
- ローレットが粗悪でグリップが滑りやすい
といった欠点があります。
せっかくホームジムを作るのであれば、ある程度以上の品質が保証されたパワーリフティング系メーカーの商品を選んだ方が良いと思います。
プレートについても、安価なメーカーの製品には注意が必要です。
特にIROTECとワイルドフィットに関しては、
- IROTEC:20kgプレートが通常の規格より径が小さい
- WILDFIT:プレートが円形ではない(12角形)
といった問題があるので、デッドリフトを行う予定の方は上記のメーカーは避けるようにしましょう。
まとめ
この記事では、ホームジムのバーベルに「BULLのシャフト+ラバープレートのセット」がおすすめな3つの理由について解説しました。
改めてポイントを整理しておきます。
- シャフトはIPF公認規格で、強度・ローレットともに品質が申し分ない
- プレートが「ラバー素材×穴あき型」なので、プレートの持ち運びがしやすい
- 他社の製品と比べて圧倒的に安い!セットだとさらにお得
要するに「高品質なシャフトと使いやすいラバープレートのセットが安く手に入る」というのがおすすめな理由です。
シャフトに関してはGYMWAYの商品を購入して安く済ませるという裏技もあるので、その辺りはお財布と相談しつつ決めるのがよろしいかと思います。
この記事がホームジム用のバーベル選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
それではまた!

自分はちょうどブルのプレートかジムウェイのプレートで迷っていました。基本的にはブルの方に傾いているのですが静音性の面でバンパープレートに少し分があるかなと感じております。カイさん的にはブルのラバープレートの静音性は満足いくものとなっておりますでしょうか?意見をお聞きしたいです。
コメントありがとうございます。
確かにプレート自体の静音性に関しては、バンパープレートの方が優れていますね。
なので、デッドリフトやクリーン&ジャーク等で硬い床に「落とす」場面を想定しているなら、バンパープレートのメリットは大きいと思います。
しかし、実際にホームジムを作る場合「落とす」ことを想定していることはほとんどなく、普通はマット等を敷いてその上にコントロールしながら下ろすことを前提にしていると思います。
僕自身もデッドリフトの際などは毎回コントロールして下ろすようにしていますが、その範囲内ではブルのラバープレートの静音性でも十分満足出来ています。
実際のところ、ラバーとバンパーの違いよりも、騒音に関しては床材の影響の方が大きいかとは思います。