ホームジム

僕が実践したホームジムの床の補強方法と、実際に掛かった金額を書いてみる

ホームジムを作る上での大きな悩みの一つが、「床の補強をどうするか?」ということだと思います。

特にパワーラックやバーベルセットを取り入れた本格的なホームジムを作る場合、床を補強する作業は絶対に必要になってきます。

今回僕が調べて実践した床の補強方法やその作業の過程、実際に掛かった金額をここで共有しておきます。

これからホームジムを作ろうとしている皆さんのお役に立てれば幸いです。

そもそも床の補強が必要な理由

さて、具体的な補強方法についての話に入る前にそもそもなぜ床の補強が必要なのか、その理由について改めて確認しておきましょう。

1.床にかかる荷重を分散するため

部屋の中に重量物を置く際は、建築基準法で定められている床の耐荷重180kg/㎡を超えないように注意する必要があります。

特にバーベルやパワーラックは重量の割りに床との接地面積が小さいため、そのまま床の上に置いてしまうと局所的に大きな圧力がかかってしまいます。

そのため、合板のような固くて面積の広いものを床の上に敷いてやり、荷重を分散させる必要があります。

2.振動・騒音を軽減するため

バーベルやダンベルを直接床に置いたり落としたりすると、大きな振動や音が発生してしまいます。

一軒家ならそこまで気にする必要はありませんが、マンションやアパートの場合は他の住人に迷惑を掛けることになるので、対策が必要になります。

これはジョイントマットラバーマットなどのクッション材を敷くことでかなり緩和することができます。

床の補強は三層構造がおすすめ

主な床の補強方法としては、以下の3パターンが挙げられます。

  1. クッション材のみ(一層構造)
  2. クッション材+合板(二層構造)
  3. クッション材+合板+クッション材(三層構造)

当然ですが、一層よりは二層、二層よりは三層の方が補強としては優れています。

おすすめは3つ目のクッション材で合板をサンドイッチした三層構造です。

実際僕はこのパターンを選びましたが、やはりこれがベストだと思います。

もしあなたがある程度の重量のバーベルやパワーラックの設置を検討しているなら、最低でも合板を含めた二層以上の構造にしましょう。

一般的な家屋では、合板による荷重分散を行わないと最悪重量が一極集中して床が凹んでしまいます。

クッション材はジョイントマットが便利

クッション材としてはジョイントマット、ラバーマット、畳あたりがよく使われますが、配置の自由度の高いジョイントマットが便利です。

一辺50cm程度の正方形のマットを組み合わせて、好きな形に配置することができます。

長方形や正方形でしか使わないのであれば、ラバーマットも悪くはありませんが、大抵始めの方は非常にゴム臭いので注意してください。

ジョイントマットで一番のおすすめなのは、ワイルドフィットのジョイントマットです。ここのジョイントマットは何といっても硬い(硬度65)のが特徴で、私の調べた中では市販品の中で一番硬度が高いです。

硬度とはマットの硬さの指標のことで、この硬度が高いほどトレーニングマットとしては優れていると考えて良いです。(足元が柔らかくてグニャグニャしていたら踏ん張れませんよね。)

硬度65と言えば、ジムの床に敷かれているマットと同程度の固さといえば、イメージしやすいかも知れませんね。

50cm×50cmの8枚セットで11,500円とやや値は張りますが、間違いなく市販されている中では最高のジョイントマットです。

また、硬さはそこそこでとにかく安いマットが欲しいなら、FIELDOORのジョイントマットがおすすめです。

硬度は55ですので、ワイルドフィットの商品に比べると少し柔らかいことに注意が必要ですが、こちらは45cm×45cmの8枚セットで3,900円とかなり手頃な価格です。

コンパネよりも構造用合板がおすすめ

一般的なホームジムでは、安価であることからコンパネ(コンクリートパネル)を敷かれる方が多いようです。

しかし、一般的なコンパネは厚さが12mmと薄いため反りやすく、また強度も十分とは言えません

大した重量を扱わないのであればコンパネでも構いませんが、もしデッドリフトなどである程度の高重量を扱いたいと考えているなら、構造用合板がおすすめです。

構造用合板は厚さが28mm程度まで選べるので、厚いものを選べば十分な強度を確保することができます

高重量のデッドリフトを行うなら厚さ20mm程度はあった方が良いでしょう。

私は21mmのラワン合板を選びましたが、反りもなく強度も申し分なしでした。

ちなみに、Amazonや楽天では21mmの厚さで丁度良い寸法のラワン合板が見つからなかったので、今回は「株式会社 アサヒ」という木材メーカーさんのネットショップを利用しました。

やや大きめの4×8 サイズ(1,220mm×2,430mm)を二枚注文し、それぞれ希望のサイズにカットしてもらいました。(カット料金は無料でした)

合板は、近くのホームセンターで注文するか、木材のネットショップを利用するのが良いでしょう。

最終的に「ジョイントマット+ラワン合板+ジョイントマット」の三層構造を選びました

最終的に僕が選んだのは下の画像のような三層構造です。

FIELDOORの柔らかめのジョイントマットの上に21mmのラワン合板を敷き、その上にワイルドフィットの硬めのジョイントマットを敷いています。

それぞれの層の意図は次の通りです。

第一層:ジョイントマット(FIELDOOR)

床への衝撃の緩和、および床に合板が擦れて傷が付くことを防ぐ。これはやや柔らかい方が良いのでFIELDOORのジョイントマットを選択。

第二層:ラワン合板(21mm)

荷重を分散させ、一極集中することを防ぐ。また、バーベルやプレートを落とした際に床に直接ダメージが伝わることを防ぐ。200kg以上の重量で床引きデッドリフトをするため、21mmの厚さを選択。

第三層:ジョイントマット(ワイルドフィット)

騒音および衝撃を緩和する。柔らかいと足元が変形してしまい安定しないので、硬度の高いワイルドフィットのジョイントマットを選択。

 

特に重要なのは、第二層の合板を極力厚いもの(出来れば20mm以上)にすることそして第三層のクッション材は硬度の高いもの(硬度65程度)を選ぶことです。

この2つを守っていればまず大きな失敗はありません。

第一層ははっきりいってなんでも良いので、安いものを選ぶと良いでしょう。

実際の作業の様子

まずFIELDOORのジョイントマット8枚組を6セット使って、床全面を埋めていきました。

こんな感じで各辺を繋ぎ合わせていきます。

40枚を使ってほぼ一面が埋まりました。

この上にラワン合板(960×1920×21)を二枚並べて敷いて、

さらにその上にワイルドフィットのジョイントマットを接着剤で貼り付け、最後に合板からはみ出た部分をカッターでカットして完成です。

床補強の総額

今回床補強に掛かったお金の総額を計算してみました。

商品 数量 金額
ラワン合板 2枚 30,780
ジョイントマット(FIELDOOR) 8枚組6セット 23,400
ジョイントマット(ワイルドフィット) 8枚組2セット 23,500
総計 77,680

 

合計77,680円ですね。

意外と床の補強ってお金がかかるんですよね。

勿論手抜きをしたり質を下げればもっと安く抑えることもできますが、万が一自宅の床にプレートやバーベルを落としてしまったときのことや、トレーニングの快適さのことを考えると、このくらいの金額は仕方ないかと思います。

ちなみにこの部屋の広さは7.7帖ですので、ご参考までに。

おまけ:パワーリフティングの試合を想定して一番上にカーペットを敷きました

僕はパワーリフターなので、実際の試合を想定して一番上にカーペットを敷きました。(パワーリフティングの試合会場では試技スペースにカーペットが敷かれています。)

ジョイントマットが一番上にきていた時に比べて、格段に滑り止め効果も高まりましたし、何よりこの赤いカーペットを見るとやる気が漲ります!カーペットは買って大正解でした!

ちなみに一般のトレーニーであればここまでやる必要は全くありません(笑)

 

まとめ

今回は僕が自宅の床を補強するにあたって調べた内容と、実際に実践した補強方法を紹介しました。

結論としては、補強に万全を期すなら厚めの合板をクッション材でサンドイッチした三層構造がおすすめですよということです。

今のところ床引きで225kgのデッドリフトまでは行っていますが、優しく下ろす分には床へのダメージや大きな振動は感じません。

少々値は張りましたが、この補強方法は大正解だったと思っています。

この記事がホームジムの床補強で悩んでいる皆さんの参考になれば幸いです。

error: Content is protected !!